蛭ヶ岳から穂高岳・乗鞍岳が見えた!
2011年12月
まずは以下の写真をご覧ください。神奈川県最高峰、丹沢の蛭ヶ岳から2011年12月28日に撮影したものです。昼を過ぎていたのに誠に幸運でした。見えているのは、表題からもおわかりのように、穂高岳と乗鞍岳です。デジカメ300oでの撮影ですから、全体の位置関係がわかりにくいと思いますので、この下に広域の画像を載せました。イメージがおわかりいただけるでしょう。

かなり貴重な画像なのですが、特に私にとっては30年来の宿題が解決した写真でもあります。
下の「山と溪谷」の小文をご覧ください。
雑誌としては異例のことですが、増刷になったという展望特集号です(目次を載せておきましたので、登場人物に注目なさってください)。その中に地図を使った科学的な山座同定の例として、蛭ヶ岳から穂高が見えることを理論的に示したのです。「山と溪谷」へのデビュー作と言ってよく(その前に「岩と雪」誌に書いてはいますが)、山座同定の知的楽しみを広げるきっかけになった小文と密かに自負しています(^_^;)。

掲載後まもなく、横浜山岳会の宮崎快さんにより明瞭な証拠写真が撮られ、小文が間違いないことが実証されたのですが、私自身は写真を撮る機会がないまま30年が経ちました。そして2011年も押し詰まった12月28日、蛭ヶ岳の北側の青根集落から日帰り登山を行い、撮影に成功したのです。悲願達成です!

なお、乗鞍岳の証拠写真は未見です。誠にマニアックな見え方であり、28日も現地では穂高しか視認していませんでした。帰宅後、写真を見直してみて、あっ、写っていたと大喜びした次第です。

ともかく、カシミール3Dなど想像だにできなかった時代の、古き良き時代の科学的山座同定がどういうものであったかについても、ご覧願えれば幸いです。
カシミール3DによるCG
八ヶ岳を含む広域写真
乗鞍岳! 最高峰の剣ヶ峰が見えているので文句なしですね(^_^)。
山と溪谷 1981年12月号

今となっては訂正しなければならない個所もありますが、歴史的文書として、あえてそのままにしておきます。
蛭ヶ岳からの実写(上記展望図に対応)
▲蛭ヶ岳から穂高岳を撮しているサイト  
 (他にあれば、お教えください)
表紙