箱根大観山展望図が訂正されました
2017年10月
大観山の展望台にこのような展望図(写真)があります(レストランに行く歩道橋の端)。(2017年5月21日撮影)
比較的最近更新したものです。
以前は手書きの展望図がありました。 これの撮影は2013年12月30日ですが、写真の様子からわかるように、かなり前に作成されたものでした。
これは丹沢方面の山名が間違っていました。
図を写真に直したのを機に訂正されたのかと思っていたのですが、残念ながら誤ったままになっていました。それについて記したページがこちらです(かなり怒っています(^_^;))。
2017年8月にあるルートで指摘したところ、訂正の依頼がきたので原図を作成しました。
10月31日、それを元にした改訂版を設置したという連絡がきました。
右下には、作成主体と作成時期も記してあります。日本地図センターが監修したこともです!
最終校正時の画像です。
原図作成は、次のような考え方で行いました。
(表現内容)
1.外国人への対応を考え、多言語表記、少なくとも英文は併記する。
2.英文表記については、国土地理院の「地名等の英語表記規定」)に準ずる。
3.山名だけでなく、標高や、可能であれば距離も入れるとよい。
4.個々のピーク名だけでなく、必要に応じて総称としての山域名も入れる。
5.展望範囲を示す地図を添えるのが望ましい。

(表現形式)
1.縦書きか、横書きか。
 縦書きの方が沢山の注記を入れることができる。
 但し、英文などを併記しづらい(アルファベットの場合不自然になる)。
2.注記は引出線で示すのが基本。
 注記の垂直位置は揃え、引出線の長さで調整する。注記がでこぼこした感じにならないようにする。
 横書きの場合、一列では収まらない場合があるが、その場合も二列に収めるようにする。収まらなければ注記を減らす。
3.引出線は、垂直が原則。
 注記が多い場合、斜めの線になるが、その場合も、斜めのままにしないで、注記とは垂直に接するようにする(具体例の山伏峠や宝永山を参照)。

(見えない地名の扱い)
1.載せないのが原則。
 次の場合は例外的に載せる:著名な地名。山稜などにより僅かに隠されるもの。
2.例外的に載せる場合は、見えないことがわかるように、他と違う表現をする。
 方法は次の通り:( )で表記する(具体例では長尾峠)。引出線を破線にする。注をつける。  

 上記に具体的な図をつけて依頼主に送った文書がこちらです。
基本の部分は実現できたと思います。整理すると次のようになります。

 地名に英文を併記した。
 文字列を揃え、見た目をすっきりとさせた。
 山域の総称を入れ、方面をわかりやすくした。

 展望図は重要なインフラと思いますが、実態は嘆かわしい限りです。その状況を小文「各地の展望図の記録と、地図ソフトを用いた記載内容の点検・評価」にまとめています。
 今後、各地の展望図が訂正されていく一歩となれば幸いです。
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