TST(東京スカイツリー) 東京時空ナビの問題点 
2013年4月  2014年7月追記  2015年1月追記
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 TST(東京スカイツリー)展望デッキには、「東京時空ナビ」という装置があります。「52インチモニターを3面つないだ画面に、東京スカイツリーからの眺望の解説や、24時間の早送り画像、隅田川花火大会のコマ送り画像など、さまざまなユニークなコンテンツが映し出されます」(こちらのサイトより)。 ユーチューブもあります。
(フロア案内板より) 
 
 
 なかなか興味深いものですが、実は一つ大きな問題があります。 下の画面を見てください。富士山が映っています。
 
 アップにしてみました。 
 お分かりですね。とても富士山とは思えない代物です。うんと好意的に考えればモンブランに似ているといえなくもないが、だとしたら何なのだ!そもそもモンブランは『世界の富士山』には収録されていません。
 
 実際の富士山はこちらです(2013年4月4日撮影)。 両者の画像サイズを合わせていませんが、右側が盛り上がりすぎているのは一目瞭然です。静止画像としてしばらく表示されていますので、多くの人は気づいているはずですが・・・。もちろん、制作にあたった人たちはご存じなのでしょうが。
 
 全部がおかしいのではなく、下のように正しく映っているのもあります。 
 いったいなぜ上のようなおかしな画像になったのか、それが訂正されず放置されているのか、疑問です。
 富士山をこのように粗雑に扱うことに怒りを覚えるほどです!(^_^;)。 この画面を撮影した際に、私が映り込んでいますが、厳しい表情になっていることがそのことを示しています(^_^;)。
 
 私は、TSTが第2東京タワーと仮称されていた時代から、どこから見えるかということに拘ってきました。可視マップも作成し、何度となくテレビでも説明・紹介したことがあります(こちら参照)。東武デパートでスカイツリー柄のネクタイも買いました(^_^)。
 しかし、上がったのは今日が初めてでした(^_^;)。全体としての印象はなかなか良いもので、3000円かかるけど、それなりのことはあると思いました。
 展望シーズンの終わりかけた4月に初めて行って富士山も綺麗に見えたので喜んでいただけに、この画像にはショックを覚えました。早急に改善をして欲しいと思います。
(私の顔写真が写りこんでいます。これを見た方から、さすが怒っていますね、と言われましたが、距離合わせがうまくいっているかを確かめようとして、にらんだ表情になったのだと思います。でも、怒りたくはなります!) 2014年7月追記
追補 
 東京時空ナビの画像と実写とを重ねてみました。 黒が時空ナビの稜線です。4000m峰にしたかったのかと思いましたが、せいぜい3800m程度でしょう。むしろ左側稜線の傾斜がきついのが印象的です。
 
 写真は山梨県須玉町から見た甲斐駒ヶ岳です。左のこぶが摩利支天です。思わずこれを連想してしまったほどです。制作者は甲斐駒が好きな方だったのでしょうか(^_^;)。
 
追補2 (4月10日)
 東京新聞4月9日「こちら特報部」が「富士山に異変?」として取り上げてくれました。 それによれば、これを作製したのは之村工藝社で、実写であり加工はしていないとのことです。同社はウィキペデイアによれば「日本の店舗施工・ディスプレイ業界の二大業者のひとつ」とのこと。いい加減な仕事をする会社ではなさそうですが、それにしても、なぜこのような写真を使ったのでしょうか。これが富士山に似つかわしい形でないことに気づかなかったのでしょうか。これが実写だとしたら、それはそれで一種のお宝写真です。雲が富士山を覆うことは時々あります。私は「もこもこ富士」などと呼んでいます。ただ、これが本当に実写だとしたら(しつこいですが(^_^;))、左斜面は、実際の稜線を削っているのです(甲斐駒の上の写真参照)。あり得ないことではありませんか?! この画像には何らかの作為があったと考えるしかありません。
 作製会社には、いつ、どこから撮影した画像なのかを明らかにして欲しいと思います。
 さらに、これを作り直す考えはあるのかどうか、も問いたいと思います。こちらは、TSTの運営会社に問うべきでしょうね。
 ある段階がくれば、私としてもアクションを起こしたいと思います。
 
※この画像が出ているユーチューブはこちらです。50秒前後からしばらく、見えてきます。 
追補3 (5月13日) 
朝日新聞夕刊5月13日付社会面で「富士山 見た目が変?」としてかなり大きく取り上げてくれました。各方面に取材をして、しっかり裏付けもとってくれています。件の写真は、201年2月8日に天望デッキで撮影したものだそうです。今回も作成会社は「加工処理は一切していない」と言っています。東武タワー社は「更新することも検討している」そうです。早く行かないとお宝画像が見られなくなるかも、ですね(^_^)。
(2013年2月8日 としていたのを訂正−−2015年1月26日)
追補4(2015年1月26日)
 こちらのサイトに、撮影日はわかっているのだから「そんなの当日の写真を見れば分かるじゃないって思うのは私だけだろうか?」という、もっともな(^_^)意見が出ていることに気づきました。ご丁寧にあちこちのサイトにあたってくれています。
しかし、それらの写真を見ても、実写であのような形になるとは思えません。
また、仮にそのような写真が撮れたとしても、それは極めてレアなケースであり、そのまま使うというのは妥当な判断とは思えません。
追補5(2015年1月26日)
2015年1月8日に3回目の訪問です。直っていませんでした。
以前は気づかなかったのですが、拡大できるようになっているのですね。
しかし、おかしな形のまま拡大されるのですから、酷さも拡大されます。
8時オープンという展望マニアには非常に嬉しい開場時刻ですし、スタッフも親切です。
でも、この酷い富士山は許せません。早く改善して下さい。さもなければ、展示を中止してください。
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