非公開 
最遠望のパール富士 
2013年11月22日初版
 
 奈良県大峰山仏生ヶ岳から最遠望ダイヤモンド富士を撮影された(2013年6月5日、292q)、奈良県の新林正真さん が、今度は、最遠望のパール富士の撮影に成功されました(2013年11月21日)。
以下、ご本人からいただいたメールを許可を得て転載します。
 
 
 
 パール富士の撮影は非常に難しく、肉眼では月も富士山も全く見えていませんでした。
月が昇る数分前から、真っ暗なファインダーをのぞきながら、カメラを望遠200mm程で富士山方向へ向け、ISO3200の超高感度モードで月の登り始めを確認後、ズームアップで望遠500mmでの撮影に成功しました。
実は前日20日に御杖村の学能堂山で撮影に失敗、その時の反省点を生かしての成功です。
 
今回、自分でも、こんなに早く撮影できるとは思いませんでした。
ネット上で調べたところ、これまでの最遠パールは三重県松坂市からのものが最遠望と思われます。
奈良からの撮影史上初と思います。
●撮影日時 11月21日午後19:48分ほか
●撮影場所 奈良県曽爾(そに)村 曽爾高原の倶留尊山(くろそやま)(1038m)(グーグルマップ使用)
●距離 252q
 
(1) 19:48
(2)19:48
(3)19:49
雲のために、月の上が隠れています
(4)19:49
(5)19:50
カシミール3Dによる検証 
当然ではありますが、写真と見事に一致します
 
 
 
 
 
 
 
 
(参考)同所より5月10日に撮影したダイヤモンド富士(月ではなく、太陽です)
 
意義 
富士山が見える時期になり、ダイヤモンド富士が話題になっています。
関心事の一つは、どこが見える限界の地か、ということです。その場所を地図をもとにあたりをつけ
実際に現地に行き、確認をするということは、魅力的な「知的楽しみ」と言えるでしょう。
今回撮影された新林さんは、ダイヤモンド富士の最遠の地の撮影(理論上、これ以上遠くはありません)に加え、
今回新たに、最遠のパール富士の撮影に成功されました。理論的にはまだ遠方がありそうですが、
それでなくても撮影が難しいパール富士を、250q以上も離れた場所から撮影されたということは信じられない思いです。
奈良県からの最遠望であり、かつ奈良県からの史上発の撮影です。
まるで神がかり的と言いたくなるほどです。新林さんは住職さんだそうですので、この表現は適切ではありませんが(^_^;)。
富士山が世界遺産に登録された年に、富士山遠望のジャンルで、極めて貴重な財産ができました。 
 
 
朝日朝日新聞デジタル2013年11月27日に掲載
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