こんなに大きな風力発電用風車が、ウェブ上の地図に記載されない不思議
2012年3月
 電子国土基本図から、送電線や変電所が消されてしまったということが大きな話題になっています。実はそれと同様なことが、民間のウェブマップ上でも生じています。最初から無かったのか、途中から消したのかわかりませんが、あれだけ巨大な構造物が地図に表示されないのは異常です。まずはその実態から見てみましょう。
 写真は若洲海浜公園にある風車です。
 まずは電子国土基本図で見てみましょう。風力発電用風車は、地理院の歴史始まって以来初めて一般公募で決めた記号ですから、さすがにこれが表示されないはずはありません。なお、この下はゲートブリッジになります。上の写真に微かに写っています。
グーグルマップ
 航空写真にはしっかり写っていますが、地図には影も形もありません。地図はゼンリンのをもとにしているようです。
地図 航空写真
Bing地図
 これもありません。やはりゼンリンをもとにしているようです。
 切り替えて航空写真になるのですが、グーグルマップと違いいささか複雑です。本題とははずれますが、しつこく書いてあります。ご承知おきください。
 標準の道路地図 の画像 自動をクリックした時の画像
  概観図をクリックして表示される図
  天地が圧縮された航空写真
 この段階で画面の右側を見ると次のような記号がある。
 縮尺のスライダーを調整すると(この場合は大きくする)と、画像がかわる。
航空写真をクリックして表示される図
地図−自動 で表示されるのと同じ(ような)図
(念のため)「概観図」という名称で、航空写真が2つにわかれている。一つが「概観図」(同じ名前である)とで、「より詳細な視点で撮影された航空写真」である。これは縮尺をかえると(スライダーを調整する)、写真が切り替わる。
 一方、「航空写真」は「上空からの詳細な地図」とあるように、真上からの写真になる。 ただこの説明で両者の区別をすることは難しい。
 前者が多少斜め写真で、後者は真上からの写真という理解をすればよいだろう
いつもNAVI(ゼンリン)
 グーグルマップなどがもとにしています。そちらに無いのですから、本家本元には当然ながら記されていません。
Map Fan
 やはりありません。
MAPPLEおでかけ地図
 昭文社の地図です。ようやくありました!
 5つの代表的な地図を見てみました。表示されているのは昭文社の地図だけです。あのような大きなものが表示されないのはどうしてなのでしょうか。何か事情があるのでしょうか。理由が全く思い浮かびません。地図には見えないものまで記されます(境界など)。それなのに、巨大でいやでも目に入るものが記されない=無くなるのはどうしてでしょうか。不思議でなりません。
他の事例 青山高原ウインドファーム
 電子国土基本図 
 確かに風車記号が沢山あります。
グーグルマップではもちろん何も表示されません(サイズがちょっと一致していません。悪しからず)
 びっくりしたのが、航空写真がぼやけていることです。電子国土基本図と比較すると(グーグルマップの地図とは比較できません(^_^;))、白っぽい、クラゲが浮いているようなのが、風車ですね。
 右にスクロールしていくと、画像は鮮明になります。境の部分を載せました。
 こんな具合に明瞭です。何故、ウインドファームのあるあたりがぼやけているのでしょうか。もしかしたら自衛隊の基地があることと関係があるのでしょうか。でも米軍基地を含めどこも明瞭に出ていると思うのですが。
 特に根拠があって青山高原を調べてみたのではないのですが、よりによって航空写真までぼかした状態になっており、近くには自衛隊の基地まであると、何か勘ぐりたくなってしまいます(^_^;)。
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