富士山頂の5つの標高数字
2018年2月
富士山頂には、ご覧のように5つの標高数字が記してあります(地理院地図)
@△3775.1
 これが日本で一番高い三角点(二等)の標石です。
A3776 
 富士山の最高地点 三角点より少し離れたところにあります。
 「富士山の最高地点は、三角点の位置から北へ約12mのところにある岩で、その標高をレベルにより正確に測ると3776.2mです。」(測量に関するミニ知識 第4回 標石基準点について より)
B△にアンテナのついた記号(電子基準点) 3774.9  
 電子基準点の基部の高さです。この写真は富士山頂にある電子基準点ではありません。説明のためのものです【資料2】電子基準点概況図 より)。富士山のそれは下に掲載します。
 基準点等成果閲覧サービスより
 確かに標高は3774.90mとなっています。
 ところで、以前は、このような説明がされていました。

富士山に電子基準点設置

−わが国で最も高いところにある基準点−

発表日時:2002年09月12日(木) 14時00分

  国土地理院(院長  星埜由尚[ほしの よしひさ])は、9月12日(木)に、富士山へ初めて電子基準点を設置しました。今回設置した電子基準点は、これまで最も標高の高いところにあった基準点である二等三角点富士山(標高3775.6m)から少しはなれたところに設置しています。電子基準点のピラー(柱の部分)は約3mありますので、電子基準点の標高(アンテナ底面)は3777.5mになります。従って、今回設置した電子基準点富士山は二等三角点富士山を抜いて日本一高い基準点となりました。これまで、電子基準点として最も標高の高いところにあったのは、立山山頂西斜面の室堂に設置された電子基準点「立山」(標高2432.6m)でした。  なお、これにより一般に知られている富士山の標高3776mを変更することはありません。

 関連して以下の図が掲載されていました。
 ある時期、富士山頂には3776mより高い場所、標高が示されていたのです。 
 それを「電子国土ポータル」から紹介します。
 ただし、上記にある3777.5ではなく、3777.4となっています。ちょっと不思議です。
 これについては、実は、サイトを作っていました。こちら をご覧ください。理由はよくわかりませんが、今は消えてしまったお宝画像と言えるでしょうか。
 なお、電子国土ポータルというのは、地理院地図の前身と考えればよいでしょう。今となっては、きちんと定義した文書がなかなか見つかりません。ウィキペディアの説明をとりあえず記しておきます。
場所・位置に関する様々な情報の提供者と利用者を繋ぎ、当該情報を相互に利用しあう場として、電子国土事務局が2003年7月にインターネット上に開設した“電子国土の入り口”の一つである「電子国土ポータル」を開設したが、2013年10月30日より「地理院地図」となった。
 ついでにもう一つ、発足したその日、2003年7月15日の報告です。こちらの内容を画像にして紹介します。


C△3756.2 
 二等三角点白山岳の標高です。富士山は山頂に二つも三角点を持っているのです。
 
D3535 
 火口底の標高です。
田代博のホームページ