ヴィンケル図法について
2020年6月
 ヴィンケル図法は3種類あります。断りがない場合は第3図法のことです。これは1998年以降全米地理協会が世界地図の標準的な図法として採用しています。
 ヴィンケル図法は「2種類の投影法の投影式の平均により平面座標を計算するもので」「混合図法」と呼ばれます(引用は政春尋志『地図投影法』より)。
 第1図法はサンソン図法と正距円筒図法の混合、第2図法はモルワイデ図法と正距円筒図法(ただし、モルワイデは緯線を等間隔に変更)、第3図法はエイトフ図法と正距円筒図法の混合です。
 これを視覚的に表現できるのが、フレックスプロジェクターのサイトです。但し正距円筒図法は標準緯線を自由に設定できません。0°に固定されています。また、モルワイデ図法の緯線間隔を等しくすることもできません。従って、仕上がりは微妙に異なりますが、イメージをつかむ上では問題ないでしょう。
 念のため、ジオカートによる図を掲載します。
第1図法 サンソン+正距円筒
(フレックスプロジェクター)
(念のため:右側の2つの図が合成されて、左上のメインの地図になります。2つの図の「混合比」の調整ができますが、デフォルト=半々にしています)。
ジオカートによる第1図法  
第2図法 「モルワイデ」+正距円筒
(フレックスプロジェクター)
ジオカートによる第2図法
第3図法 エイトフ+正距円筒
(フレックスプロジェクター)
ジオカートによる第3図法
 フレックスプロジェクターの図が横長になっているのは、上で書いたようにベースの図の一つである正距円筒図法の標準緯線が10°に固定されており(変更できません)、横に長くになっているからでしょう。第3図法の標準緯線は50°28′です。
 標準緯線10°の場合
 標準緯線50°28′の場合
(ジオスタジオにより作成)
 かなりの違いがあります。影響がでて当然ですね。
 いずれにせよ「混合図法」を確認するには便利なサイトと思います。
表紙