メルカトル図法をミラー図法に「変換」する原始的方法の試み
2020年1月

ミラー図法 (1)全体を65%に縮小
(2)0-30度、30-60度、60-85度の3分割
(3)0-30度、30-60度、60-70度、70-85度の4分割
データ
緯線間距離 緯線間距離
メルカトル ミラー
85-90 1631
80-85 4432 1370
75-80 2600 1186
70-75 1861 1050
65-70 1459 947
60-65 1207 865
55-60 1034 801
50-55 918 748
45-50 824 706
40-45 754 671
35-40 702 642
30-35 659 619
25-30 627 599
20-25 603 585
15-20 583 573
10-15 569 565
5-10 561 559
0-5 557 556
合計 19950 13042
ネットの時代、やむを得ないのですが、メルカトル図法全盛の状況が気になっています。統計地図のベースマップに当然のごとく使われています。分布図や階級区分には正積図法を使うという教科書的原則が見事に無視されています。せめてミラー図法にならないでしょうか。ミラー図法なら「世界全図」も表現できます。

メルカトルの緯線間距離をミラーに合わせる方法を考えてみました。


北緯85度までの長さはメルカトルは19950km、ミラーは13042kmになります。
(1)は、単純にメルカトルを65%にしたものです(13042÷19950)。
中・低緯度の圧縮が大きくなりすぎます。
(2)は、0-30度、30-60度、60-85度に3分割し、それぞれが同じ長さになるように縮小しました。0-60度まではまずまずですが、60-85度、つまりグリーンランドが小さくなるすぎる感じです。
(3)は、60-85度を、60-70度、70-85度に2分割しました。これによりグリーンランドの縮小率はかなり抑えられ、全体としてミラー図法に近い形になったのではないでしょうか。
緯線間距離の縮小率は次のようにしました。
00-30度   0.98  (実用上はそのままにしてよいでしょう)
30-60度   0.86
60-70度   0.68
70-85度   0.40
計算違い、思い違いがあるかもしれません。ご容赦ください。
地図は、「ジオスタジオ」を使いました。
野村正七『地図投影法』による
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