国土地理院の既存の地図の体系と、地理院地図のズームレベル(縮尺)の関係
2017年3月
地理院地図は、縮尺を「ズームレベル」(略して「ズーム」)という名称で表現している。
デジタルマップなので、どのような環境で使用するかにより、実際の大きさと異なる。
そのため、紙地図のように一義的に2万5千分1とか5万分1というように表現できないのである。
それでも、一定の条件で、各ズームレベルの「目安の縮尺」を求めた人もいる。その結果を示す。
オリジナルはこちら
これは意味のあることだが、いわゆる紙の地形図等をメインとした、国土地理院の地図の体系の中ではどのように位置づければよいだろうか。
これについては、「地理院地図ヘルプ」の「地理院タイル一覧」にズームのブロック毎の説明がある(以下ではそれを画像として個々に区切って掲載)。
ただ、その説明は、データソースを「電子国土基本図」とだけしか書いていないものもあり、必ずしも腑に落ちるものではない。
以下、正確さには欠けるかもしれないが、目安として該当する地形図類の名称を挙げて説明する。
ズーム2〜8 地球地図
(http://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#std より。以下同様)
ズーム2
(地理院地図より。以下同様)
ズーム3
ズーム4
ズーム5
ズーム6
ズーム7
ズーム8
★5〜8は、以下と重複
ズーム5〜8 500万分1日本とその周辺
500万分1日本とその周辺
http://www.gsi.go.jp/common/000092552.jpg
ズーム5、ズーム6は省略
ズーム7
ズーム8
★ズーム7は、500万分1日本とその周辺にほぼ一致
ズーム9〜11100万分1日本
100万分1のサンプル画像
http://www.gsi.go.jp/kibanchizu/kibanchizu40881.html
ズーム9
ズーム10
ズーム11
ズーム9〜11は100万分1日本に準拠ということになっている。
(参考)国土地理院の説明を見るまでは、50万分1地方図に準ずるかと思っていたので、参考までに掲載する。
50万分1地方図のサンプル画像
http://www.gsi.go.jp/MAP/TYPE-EXAMPLE-t500000.htm
ズーム09
ズーム10
ズーム11
ズーム12〜14 一部20万分1地勢図
20万分1地勢図
(甲府図幅をスキャン)
ズーム12
ズーム13
ズーム14
ズーム12〜14の注記量は20万分1地勢図相当。12〜14では注記量に違いはない。
国土地理院の説明に、「一部、小縮尺地図(20万分1)の情報を含む」とあるのは、注記量のことか?
ズーム15〜17 2万5000分1地形図(多色刷)
2万5000分1地形図(多色刷)
(鴨川図幅をスキャン)
ズーム15
ズーム16
ズーム17
ズーム15〜17は、注記量も表現方法も、2万5000分1地形図(多色刷)とほぼ同じ
ズーム18
1万分1地形図
(平和公園図幅をスキャン)
ズーム18
ズーム18は1万分1地形図に準じている。
1万分1地形図は、2500分1の国土基本図や都市計画基図を元にしている。従って、国土基本図、都市計画基図に準じていると言ってもよいだろう。
●田代博のホームページ