地理院地図に等距圏を描ける機能をつけて欲しい
2017年4月
地理院地図には、このような円を描く機能があります。
作図・ファイルの中の「マーカー(円)を追加」です。
描きたい中心にマウスと持っていき、ドラッグすると円が描けます。
但し、あくまでもディスプレイ上に表示される正円であり、実際の距離を示すものではありません。
そもそも地理院地図は、投影法はメルカトルであり、高緯度(画面の上)ほど拡大されるので、
等距圏を円で示すことはできません。
ズーム8の地図の上で概ね200q検討で描いた正円の距離が実際にはどのようになっているか調べてみました。

その前に、この円の半径の決め方について述べます。とても原始的です(^_^;)。
「機能」−「ツール」−「計測」でこの画面が出ます。そこで距離を測ります。
先に200qと指定することはできないので(そのような機能も欲しいところです)見当をつけます。
いわき の き がほぼ200qなので、この場所を覚えておきます(地点を記録できる機能があるとよいのですが)。
その後で、上に記した円を描く機能を使い、この き が通るように円の大きさを決めるのです。
何ともな方法で、原始的と書いた所以です。


以下、3方向について、実際の距離がどうなっているか調べてみました。
測定機能で示される値は正確です。

東側は203q
北側は196q
南側は205q
約200qとして描いた円は実は南北方向には約2.5%の誤差があります。
これを大きいとみるか、小さいとみるか。
少なくともちゃんとした測定に使える値ではありません。
ということで要望です。
作図機能に含まれることになると思いますが、等距圏を描ける機能を加えて欲しいと思います。
グーグルマップでは、それができるサイトもあります。当然地理院地図でも可能でしょう。
実用面以外に、メルカトル図法の特徴を考える教育用の効果もあります。
英断を期待しています。


●田代博のホームページ