地理院地図の、岩崖の表示が気になる−−国後島爺爺岳の場合
2014年6月
地理院地図で、国後島の爺爺岳を見てみました。
3D表現もできるので、作ってみました。
3Dにして気になったことがあります。それは崖の記号です。あまり急傾斜には見えないところが、崖の記号になっているのです(囲った部分)
2014年5月28日(水)に「平成24年電子地形図25000図式(表示基準)」が掲載されたので岩崖の部分を引用します。
言うまでもありませんが、「急斜面」です。地図では(3Dを含め)そのように見えません。気になる箇所をアップで見てみましょう。
写真測量による標高点1487m地点から上(北)側に崖記号が続いており等高線(計曲線も主曲線も)が表現されていません。
しかし、電子地形図25000を使えば、計曲線は必ず、主曲線も選択すれば表示させることが可能です。
下が、電子地形図25000をダウンロードして表示させたものです。崖記号の下に等高線が表現されています。等高線間隔は、・1487の南側も北側もほぼ同じです。崖記号にするような「急斜面」なら、南側も崖記号にならないといけないのではないでしょうか。
但し、南側には、ハイマツの記号が見えます。南側は植生があるが、北側は植生がなく岩が露出した状態になあっているのでしょうか。とすると、岩崖の記号適用にあたっては、単に傾斜だけではなく、植生の状態も加味されるのでしょうか。
旧地形図ではどのように表現されていたでしょうか。ウォッちずの旧2万5千分1地形図で見てみました(2014年10月でこのサイトは終わってしまいます)。
この地図には崖記号はありませんでした。
今回、新たに作成するにあたって空中写真(衛星写真)を用いたのだと思いますが、その判読の結果、傾斜よりも地表の状態から判断して、崖記号になったのでしょうか。
結局何を言いたかったかと言うと(爺爺岳だからチャチャを入れているわけではありません)、上に太字で書いたことにつきます。再掲します。
岩崖の記号適用にあたっては、単に傾斜だけではなく、植生の状態も加味されるのでしょうか。
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