経緯度交会点
秋田県南秋田郡大潟村中野
2018年7月22日
村のサイト
2018年7月
八郎潟にある、経緯度交会点に行ってきました。これは日本測地系による値なので、現在使われている世界測地系とはずれがあります。世界測地系での本当の?交会点にも行ってきました。
(地理院地図使用)

道路端にある案内標識
水路にそって2本道があります。北側の道を通らないといけません。水路には「橋」は架かっていないので、大回りすることにります。
見えてきました。
これです。
説明板です。
説明文を拡大しました。
メルカトル図法ですね。
真ん中にスマホを置き、経緯度を表示するアプリで確認しました。
測地系が変更になったので、この公会点の緯度、経度は次の通りです。
緯度40.003度、経度139.997度。ともに、0.003度のズレがあります。四捨五入すれ40度、140度であることは間違いありません。
実際の長さは緯度差0.003度=約333m(40度における緯度1秒=30.543m)、経度差0.003度は約256mになります(緯度40度における経度差1秒=23.721m)。これを2辺の長さとした時の、直角三角形の斜辺の長さは約420mです。これが交会点からの真の距離になります。説明板には約430mと書いてあります。測定値は小数第3位までの表示なので、四捨五入による誤差があるでしょう。国土地理院の計算サイトによる厳密な結果を下に示します。
どうせならGNSS測定において、ぴったりになる場所に行きたくなります。
説明では、南東に約430m離れた地点です(上記計算では約420m)。
回りは田んぼなので、もしその場所が田んぼなら入るわけにはいきません。東へ移動したら(値が増えます)、140度ジャストの場所にでました。南側を見たら、何と広いあぜ道?があるではありませんか。大回りして水路の南側の道に沿って進み、その場所に向かうことにしました。

真ん中が経度140度ちょうどの場所。水路に直角に伸びている道を進んでいけば(南に向かうことになる)、緯度40度のポイントになります。田んぼが直交して区画してあるのが助かります。この水路は通常は越えることができません。
このあたりです。
ぴったりになっているのがおわかりでしょうか。
緯度40度、経度140度です。
ここからは交会点表示塔はこのように見えます。
真の交会点は幸い田んぼの中ではありません。ここにモニュメントを設置することは可能です。水路に人が渡れる橋を設置すれば現在の表示塔から無理なく訪れることができます。観光名所が一つ増えるのではないでしょうか(^_^)。
国土地理院の計算サイトによる結果
(1)測地系の変換
 国土地理院の測地系を変換するサイトを利用して、日本測地系が世界測地系ではどういう値になるかを求めます。新しい場所がどこかも地図上で表示されます。以下がその結果です。
 交会点表示塔の位置は、40.002745486度、139.996581267度になります。GNSS受信機での値が丸めてあることがわかります(誤差を生む要因)。
(2)真旧の地点の距離を求める
 回転楕円体上での厳密な距離を計算できる国土地理院のサイトを利用して、上記の2点の距離を求めました。
 約422mです。私は約420mという値を出していましたが、ほぼ同じですね。説明板は約430mとなっていますが、約420mの方が適切でしょう。
(3)参考 地理院地図空中写真との対比
 比較して見ると、このあたりです、としていた場所は少し正確ではなかったようです。真の場所は田んぼの中に入っています。
 それでも20m足らずでしょうから、モニュメントを設置するとしたら、問題ないと思われます。
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