富士山の日 について
2014年1月

 2月23日を語呂合わせから「富士山の日」と決めた自治体が増えているが、それを最初に公にしたのは、私が代表を務める「山の展望と地図のフォーラム」である。
しばしば間違ったアナウンスがされることがあるので、事実経過を述べておこう。

 ウィキペデイアの2月23日の項には次のように書かれている(2013年12月18日現在)。
1996年1月1日、筑波大学附属高等学校の地理教諭・田代博が運営責任者を務めるパソコン通信「NIFTY-Serve」内のフォーラム「山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)」が制定。その後に山梨県河口湖町が2001年(平成13年)12月に同様の宣言をして、静岡県も2009年に県条例で制定している。

 しばしば、山の展望と地図のフォーラムに触れない記述がある中で、これは正しい記載である。
 詳細は小編著『富士山展望百科』に詳しいが、同書は今は絶版になっているので(アマゾンでは古書で購入可)、以下ご紹介しよう。

 1995年の暮れ、NHKのあるディレクター氏から富士の立体模型を作りたいという問い合せがあり、勤務校(当時は神奈川県立高校)にお出で頂き色々情報を提供をした。雑談の中から、日本一の山、富士山についての「記念日」がないなら作ったらどうですか、と言われたのがきっかけだった。
 山開きの7月1日でもよいが、必然性に欠けるし、今更私どもが言いだすのもおかしい。なら、語呂合せしかあるまい。ふじさん・・・、223、そうだ2月23日がよい!富士可視圏ではまだ富士が望める時期でもある。
 ちょうど山の展望と地図のフォーラムに富士山を話題にする会議室を新設しようとしていた時だったので、それに合わせて、アピールもできる。
 という次第で、何ともタイミングよく、1996年元旦にオープンした「富士山の広場」会議室の最初の案内文の中で「富士山の日」の宣言をしたのである(この会議室の担当は寒紅梅さん(もちろんハンドルネーム)であった)
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 突然ですが、ここで次の宣言をいたします。
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「2月23日を富士山の日と定める。」(^◇^)/
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 223=ふじさん。これはまた「ふじみ」とも読めるからです。(^_^)
 富士可視圏はまだ展望シーズンで、白妙の富士を眺めることのできる時
期でもあります。
 世話人の知る限り「富士山の日」は正式には決っていないようです。それならば、ダメもと、言った者勝ちで、宣言することにしました。(^_^)
 この件に関して、情報やご意見がありましたらお寄せ下さい。
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この「富士山の広場」会議室は大変活発で、すぐに山の展望と地図のフォーラムの看板会議室の一つになった。
何紙かに情報提供したが、「東京新聞」がこれをとりあげ(1996年年2月17日)、さらに当日の2月23日には、TBSの朝のニュース番組「フレッシュ」が自宅でのインタビューや富士見地名の現地取材を含めて数分間にまとめて放映してくれた。
 そして翌1997年2月23日には、富士を望む最遠方の地妙法山で現地集会を実施するまでになった。
 

 その後、ある新聞社の記者の方から、日本記念日協会に登録したらというアドバイスがあった。私的な団体ではあるが、他にそのようなものはない。マスコミなどへの配信もしてくれるという。登録費用はそれなりであり、財源はないため個人負担になる。それでも今後のことを考え思い切って手続きをした。

 2013年12月現在、同サイトで「富士山の日」を見ると、「オンラインを通じて、全国一斉に富士山の見え具合をネット上で報告し合うなど、富士山をテーマとした活動を活発に行っているパソコン通信上の「山の展望と地図のフォーラム」が制定。日付は2と23で「富士山(ふじさん)」と読む語呂合わせと、この時期は富士山がよく望めることから。」とこちらも、もちろん正しい記載がなされている。

 これによる実利はないものの、「知的財産権」は保証されたのではないかと思っている。

 なお、山の展望と地図のフォーラムは1994年、パソコン通信時代の NIFTY-Serve において発足し、その後 @nifty を経て folomy で運営してきた。そのfolomyも2013年に終了したため、マックのプログラマである品川地蔵さん(ハンドルネーム)のサイトに場を移して、活動を続けている。http://fyamap.jizoh.jp/
2月23日にはバーチャル富士写真展を開催する。

東京新聞の記事


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