外務省ウェブサイト世界の国・地域のフランスには首都の記載がない! 
2018年7月
 外務省ウェブサイトには世界の国や地域の情報を記したページがあります。国名や首都名の表記の基本になるページでもあります。
 かつては、外務省所管の財団法人である「世界の動き社」が「世界の国一覧表」という世界各国の基礎情報を掲載した冊子を発行していました。それによる国名表記などは、教科書検定の基礎資料ともなっていました。しかし2007年度版で廃刊になり、今は、外務省のこのページを頼るしかありません。それだけ大事なページなのです。
フランスには首都の記載(項目)がない!
 以下はフランスの基礎データのページです。2018年7月7日取得。
 一般事情の中に、人口、面積、宗教、戦後略史の項目があります。しかし、首都の項目はなのです。
 他の国はどうでしょうか。
イギリスの例 2018年7月7日取得。
 イギリスは、面積、人口、首都、言語となっています。ここには掲載してありませんが、この後に宗教、国祭日、略史があります。
 項目は国により微妙に異なりますが、首都は必ずあります。但し、バチカンとシンガポールはありません。都市国家だから無いことは理解できます。しかし、どうしてフランスに限り、首都の項目がないのでしょうか。
昔からそうだった!
 過去のウェブサイトを見ることができるサイトで調べてみました。一番古いのは2001年4月17日でした(取得日)。やはり首都はありません。
●イギリスにはある
 同様にイギリスを調べてみました。2001年4月18日が一番古いものでした(取得日)。こちらには首都はありました。
 少なくとも21世紀に入ってずっと、フランスは"無首都の国”だったことになります。地図・地理業界では知る人ぞ知る話題だったようで、外務省に申し入れした人もいるそうですが、変わることはありませんでした。
 私も2018年7月6日、電話をしました。
 出られた方は、「ありませんね(笑い)。担当が不在なので伝えておきます」という返事をされました。「直るでしょう」とは言われていましたが。
 安倍首相は、延長国会期間中に「フランス革命記念日の式典パレードにメインゲストとして出席する」そうです。外務省ウェブサイトのフランスに首都の項目を入れるのが良い手土産になるでしょう(^_^;)(西日本豪雨を考え取りやめるそうです。当然の対応ですね。7月9日追記)。
 それにしても、なぜフランスだけ首都の項目がずっとないままなのか、理由を知りたいところです。
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