中央自動車道 (途中)
見える!高速道路からの山岳展望 参照
●東京〜神奈川
 鉄道の中央線に負けない山岳展望道路が中央道です。
 調布ICから石川PA付近までは、ほぼ正面に富士山を見ることになります。両側には丹沢や奥多摩、奥武蔵の山を眺めることができます。石川PAからは元旦にダイヤモンド富士を見ることができます。
 八王子ICの先、28キロポスト付近で、富士山は高尾山に隠れてしまいます。
(29キロポストとした方がよかったかもしれません)。
 裏高尾にそぐわない八王子JCT(ジャンクション)を過ぎ、
 小仏トンネルを抜けると、西丹沢の大室山がピラミダルな姿を見せてくれます。
 富士山が見え隠れを始める区間でもあります。相模湖東出口の手前で道志の山の上を左から右へ動くように頭を覗かせます。遮音壁とも戦いながら、道志の稜線上に見え隠れする富士山をいやでも追いかけることになります。
 藤野PAからは、丹沢〜道志〜大菩薩の山並みをパノラマ的に眺めることができます。頂上に電波塔が見えるのは三ツ峠山です。こういう人工物は目印にはなります。
●山梨
 上野原IC手前で山梨県に入ります。談合坂SA(下り)では、高畑山と大桑山の鞍部に富士山が覗きます。
 大月IC手前では、大きな兜のような形の岩殿山が右窓に近づきます。桜の名所です。
 岩殿山トンネルを抜け、大月トンネルに入る約400メートルの間で左窓に裾野まで姿を見せる富士山を望むことができます。
次の初狩PAからは右裾を長く伸ばした優美な姿を堪能できるので、焦ることはありません。なぜか「富士見確率」が高いのも魅力です。手前にはリニア実験線の路線が見えます。
 この先で富士山は一旦隠れます。 (その寸前)
 笹子トンネルを抜けると甲府盆地。いよいよ南アルプスの大展望です。その前に緊張の一瞬。笹子トンネル出口で進行方向に一瞬八ヶ岳の赤岳と阿弥陀岳が見えます(86qポスト)。
 勝沼IC手前から正面に南アルプスの3000m峰が勢揃いです(仙丈岳以外は全部見えます)。勝沼ICで降りなければならないときは悔しい思いをするでしょう。
 落ち着いて山岳展望を楽しむポイントが釈迦堂PAです。釈迦堂遺跡博物館のある所まで階段を登っていけば、南アルプス〜(甲府周辺の山)〜奥秩父〜大菩薩の大展望が広がります。中央道随一の大パノラマと言ってよいでしょう。
ここでは見えない八ヶ岳は100qポストあたりで、右窓に見えてきます。
 境川PA手前で見えてくるのが北アルプス。南アルプスと八ヶ岳の間に常念岳や槍穂高を見ることができます。条件が良ければ境川PAで是非確かめて下さい。 (こちらも参照)
 笛吹川を越えてまもなく、106.9qポスト付近で、左側に南アルプス連峰と書いた「うるおい標識」が見えます。北岳の標高が3年間更新されないままでしたが、2007年5月に3193mに直されました。
 富士山が御坂山地の上に頭を覗かせるのは、このすぐ先です。この後は進行左(後方)になるので、上りでないと見づらくなります。
 110qポスト手前から北に向きを変え茅ヶ岳が正面に見えてきます。左隣には八ヶ岳も見えてきます。
 双葉SAは、好展望のSAです。地上14mの展望塔もできており、360度の展望が可能です(民家が近い北側は目隠しがしてありますが)。
 このあたりからほぼ北西に進みます。右は八ヶ岳、左は南アルプス(鳳凰・甲斐駒)のパノラマ区間です。進むにつれて駒ヶ岳が大きくなり、また左に傾いだ姿が心を打ちます。
 八ヶ岳も形を変えていきます。最高峰の赤岳は八ヶ岳PAまで行くと三ツ頭に隠されてしまいます。
 このPAは八ヶ岳を南から見るために、長く裾野を引いたイメージの八ヶ岳にはなりません。
むしろここからは南アルプスのパノラマが目玉です(下り。路線バスのバス停付近から)。鳳凰山〜早川尾根〜甲斐駒ヶ岳〜釜無山まで南〜西面を眺めることができます。この付近特有の、早川尾根の鞍部からちょっと覗く北岳も嬉しいアクセントです(ここでは広河原峠の上になります)。
●長野県
 小淵沢ICを過ぎ、長野県に入ります。
上を道路1本が通るだけの葛窪トンネルを過ぎて、151.6qポストから進行方向に北アルプスの槍穂高連峰が見えてきます。それから諏訪ICの先175qポスト付近まで、断続的に北アルプスの雄峰が眺められます。特に諏訪ICの手前、169qポスト前後では、穂高〜槍岳〜常念岳が正面に広がります。
 こちら参照
 前後しますが、長野県に入ってすぐ、富士見バス停ではその名に違わず富士山を見ることができます。(写真は言うまでもなく、上り線からです)
 見える最後の地点は、中央道最高地点1015mの標識を1kmほど過ぎた158.5kmのキロポスト付近です。
下り線 2004年10月2日撮影
上り線 2007年1月5日撮影
 温泉のある諏訪湖SAからは、蓼科山から編笠山まで八ヶ岳を一望できます。ただ、蓼科山や北横岳、茶臼山など北部の山は前山に隠され頭が出ているだけなので、同定にとまどうことがあるでしょう。
2003年1月6日撮影
 その諏訪湖SAからの掘り出し物は、大滝山の上にかすかに覗く槍ヶ岳です。新発見と喜んでいたら、すでにMt.HighwayさんがHPで発表されていました。  (こちらも参照)
 岡谷JCTをそのまま進めば中央、南アルプスを、長野道に入れば北アルプスの展望ドライブになります。長野自動車道に入ってすぐの岡谷IC出口付近で諏訪湖の向こうの富士山を見て(振り返ることになります)、この項を終えることにします。
2003年1月6日撮影