第10項 東名高速道路
見える!高速道路からの山岳展望 参照
 東名高速道路からは、富士山以外にも丹沢や南アルプスなど多くの山が見えますが、やはりメインは富士山と言ってよいでしょう。随分 多く走り写真を撮っていますが、見返してみると大半は富士山の写真です。高速道路からの山岳展望のパイオニアであるMt.Highwayさんのホームペー ジ(【東名高速道路からの山岳展望】)も参考にさせていただきながら、特徴を記すことにしましょう。
●東京〜神奈川
 最初の内は、ほぼ富士山に向かって走ることになります。何か所か丹沢の上に富士山が覗くところがあります。自動車の場合、正面から見るのが基本なので(電車との違いです)、撮影には好都合です。
 横浜町田IC(インターチェンジ)付近で「消え富士」になりますが、海老名SA(サービスエリア)あたりでははっきり見えるようになります。私はまだ見たことがありませんが、Mt.Highwayさんは苦労の末、海老名SAから伊豆の天城山を撮影されています。
 ハイライトの一つは、大井松田ICの手前で下りにさしかかるところです。箱根から足柄の山並みの上に大きな富士山が見え、つい何枚も写真を撮ってしまいます。
 2008年3月撮影。左は第一生命本社。いままで撮ったものを こちら に整理しています。
 都夫良野トンネルを出る際は緊張の一瞬です。トンネルを出る直前に正面に大きな富士山が見え、いわゆる「トンネル富士」(トンネル越しの富士山)になるからです。
 2007年12月撮影
 足柄SA付近からは、上りの場合になりますが、丹沢の西部が「峨々たる山容」という言葉にふさわしい形になります。
●静岡
 足柄SAからは大きな富士山が見え、
2008年3月撮影 (下り)
反対側には金時山を筆頭に箱根外輪山が間近に迫ります。しかし、箱根の山々を気にする人はほとんどいないようです。
2008年3月撮影 (上り)
 このあと、富士山の南側を回り込むようになりますが、愛鷹山が近いので、富士山はかなり隠れてしまいます。
103〜104qポスト 2008年3月撮影 左の影は窓
 愛鷹PA(パーキングエリア)は消え富士PAです。
愛鷹PA(下り) 2008年3月撮影
しかし前方に南アルプスが見えてきます。前山との関係で微妙ですが、冬場には白くなっているので、見つけやすいでしょう。
 富士山は、愛鷹山の影響がなくなると、丸見えになりますが、右後方になっていくので、見づらくなってきます。また遮音壁も気になるところです。
富士IC手前 2008年3月撮影
 富士川を渡り、
 本文には書いていませんが、富士川橋から南アルプスが見えます。残念ながら白根三山の内、北岳は見えないようです。2008年3月撮影(上り)(下り車線からも見えますが、上り車線の方が障害物が少なくなります)
富士川SAに寄りましょう。文句なしの富士山で、東名富士川橋の赤いラインがアクセントになっています。箱根や愛鷹山もなだらかな姿を見せていますが、引き立て役に徹するるのみです。
155ページの写真と同じですが、「赤いライン」が色あせてきた感じです。2008年3月撮影
愛鷹山。その右に箱根の大観山などが見えていますが、本文の「箱根や」はカットしてもよかったように思います。2008年3月撮影
 次の由比PAは海岸にそった小さなPAですが、駿河湾を入れた富士山の姿が秀逸です。
2008年3月撮影
富士山の右手には伊豆半島が長く伸びていますが、最高峰の天城山は見えません。
富士山の右手すぐにはもちろん愛鷹山です。その右に伊豆半島ということです。ここでは写真の右端に、天城方面が見えています。2008年3月撮影
 実はここからは上り方向に向かうのが興味深いのです。富士山は前山により中腹から下が隠されていますが、その山に近づくにつれ隠れる部分が増え、最後には完全な「消え富士」になってしまうのです。
137qポスト 消え富士寸前 2008年3月撮影  連続写真はこちら
 下りに戻りましょう。西に向かうにつれて富士山は後方になります。私はしばしば後部座席に移動し、後ろ向きに撮影します。後の車のドライバーにはさぞ奇妙に見えることでしょう。
後部座席に移動しない時は、このようにバックミラーの富士山を撮影します(^_^;)。2008年3月撮影
 日本平PAからは、南アルプス南部の高峰を眺めることができます。特に聖岳は貴重な存在です。
このあたりからは、聖岳がポイントになります。2008年3月撮影
本文には書いていませんが、富士山も見えます。2008年3月撮影
 静岡=茶をいやでも意識させられるSAが牧之原SAです。牧之原台地の先にすっきりとした富士山を見ることができます。霜対策のファンが林立しているのが茶畑の独特の景観です。
牧之原SA(下り)からの富士山。2001年12月撮影
牧之原SA(上り)からの富士山。こちらの方がすっきりしています。2001年12月撮影
Mt.Highwayさんは、上りSAから、なかなか見づらい南アルプスの光岳の撮影に成功されています。
牧之原SA(上り)から見た南アルプス。光岳は手前の山の上に僅かに覗きます。こちらからは台形状に見えますが、見えている形がそっくり光岳ではありません。ただ、稜線は光岳で間違いないと思います。2001年12月撮影(2008年3月確認(^_^;))。
 西に進むにつれ富士山は段々小さくなっていきます。一番西の限界が浜名湖橋で、247キロポスト付近です。120km彼方の富士山をはっきりと確認できます。橋を渡ってすぐの浜名湖SAからは残念ながら手前の丘に阻まれてしまいます。東名高速下り線の富士山展望のドライブはここが終点になります。
筑附通信